ガイアフロー
シングルモルト日本ウイスキー
静岡 ユナイテッドS
GAIAFLOW
SINGLE MALT JAPANESE WHISKY
SHIZUOKA UNITED S
シングルモルト静岡のハウススタイルを体現する「ユナイテッドS」。500mlボトルでの初リリースとともに、「初版」からスタンダードアイテムとなり、新たに出発いたします。
静岡蒸溜所の特徴であるKとWという2種類の原酒をブレンドしたシングルモルト「Sシリーズ」。
スタンダードアイテムとしてメインのラベルに変更はありませんが、リリース時期をバックラベルに示しています。
最初は「2023 夏」エディションとして表記。今後リリースを重ねるたびにこの名称が更新されていきます。
オクシズの間伐材を活用する薪を燃やし、800℃にも及ぶ力強い直火で蒸留する、蒸留機「W」(写真左)。
スコットランドのフォーサイス社で造られたスティルと、国内のピザ窯メーカーのノウハウを活かした薪直火窯のコンビネーションは、世界でただひとつ。
焦げたような香ばしいテイスト、パワフルさ、豊かなボディを持つ原酒が生み出されます。
由緒ある蒸留所から移設した蒸留機「K」(写真右)は、日本製のポットスティル。蒸気加熱で繊細な調整を必要とするこの蒸留機からは、細く長く伸びるネックを経て、丁寧に磨き上げられた華やかで軽やか、フルーティーなアロマを持つ原酒が造られます。
全く異なる個性を持つ、ふたつの初留蒸留機。これが静岡蒸溜所のウイスキーの個性を作り出しています。
そして静岡蒸溜所にもうひとつあるポットスティル、それが再留機「S」です。
「W」と「K」で造られた初留液は、どちらもこの「S」で2度目の蒸留を行います。
再留機Sはスコットランドのフォーサイス社製。加熱には、最新式のプレートヒーター方式を採用しています。
バルジ型と呼ばれる、ボディとネックの間に膨らみのある形。これは、蒸留中に揮発したアルコール分を循環させるためで、雑味が少なくスムースな味わいをつくり上げるのです。
こうして2度目の蒸留で完成したそれぞれの原酒を、混ぜることなく樽に詰めて熟成させます。
つまり、ふたつの原酒が融合するとき− それが「ユナイテッドS」が産声を上げる瞬間なのです。
商品名の「S」は、静岡、スピリッツ、シングルモルト、スフィア(球)などの頭文字でもあります。
その味わいはスフィアをイメージしています。蒸気加熱のKがフルーティーな香りとライトな味わいによって球の上半分を成し、薪直火によるWがヘビーな味わいと長いフィニッシュを感じさせ、球の下半分を支えます。このように2つの原酒の個性を持ち合わせつつも調和の取れた、静岡蒸溜所のスタイルを体現するのが「Sシリーズ」なのです。
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